Lodestar+OAG9



ガイドシステムを更新しました。
VC200Lで撮影するとタワミによるガイドエラーが発生するため思い切ってオフアキシスガイダーを導入しました。

オフアキシスガイダーを使うためには高感度カメラ
が必要なので、カメラもLodestarに変更いました。




OAG9とLodestarです。

VC200Lの接眼部とOAG9の接続は2インチスリーブを使用しています。

星見屋さんのLodestarは抜けどめアダプタが付いていました。

LodestaがはKissX2の下部に来るようにOAG9とカメラマントの間をスペーサで調整します。

真ん中に有るのがスペーサーで、厚さをプラ板(丈夫なビニール袋)と紙を貼り合わせて調整すしています。

OAG9とカメラマウントを組み上げた状態です。

カメラはKissX2ですがOAG9と干渉せずに取り付け出来ました。


VC200LにOAG9とLodestarを取り付けた状態で2等星(Alphecca)を撮影しました。

VC200Lの周辺画像は米粒型に細長くなっています。

画像のクリックで拡大します。

Lodestarのダーク画像です。

数個のホットピクセルが確認できます。

画像のクリックで拡大します。

VC200LにOAG9とLodestarを取り付けた状態でM57を撮影しました。

リングは8.8等星です。
1秒露出で確認できました。

M57の中心にある星(13等星)はさすがに写りませんが、ガイド可能な恒星が数個写っています。

画像のクリックで拡大します。
   

現在のオフアキシスガイドシステムです。

ガイド鏡が無くなり鏡筒がすっきりしました。

ウエイトの位置から赤道着の負荷が軽いことが判ります。

旧のシステムです。

親子亀方式でガイド鏡とビデオカメラを取り付けているためバランスウエイトの位置がシャフトの先端になっていますが、5kg×2個+1kgでようやくバランスが取れる状態でした。
(後にウエイトシャフトを延長し、5kg×2個で使用していました。)

VC200L+OAG9+Lodestar使用時のまとめ

改善された点
 1.親子亀型に比べ赤道儀の負荷が軽減された。
 2.以前はウエイト用シャフトを延長していた為、セッティング中によくシャフトに引っ掛
   かったが、短くなったため引っ掛かりにくくなくなった。
 3.カメラの感度が高いためガイド星を探す手間が省ける。
 4.精度が良くなり、ガイドエラーが格段に減少した。

問題点(2以降は解決済み)
 1.星の少ない地域ではガイド星が探しづらい。
 2.常時ノートPCが必要な為、電流の消費量が増えたので、バッテリの増設が必要。
   (以前はAGA-1のためガイド中にはノートPCが不要だった。)
 3.WinXPのノートPCでLodestarのドライバーが正常にインストル出来なかった事と
   PHDGuidingでカメラの選択エラーが発生し、手こずった。
   結局、ノートPCをWin7にアップグレードし解決した。
 4.LodestarとEM200 Temmaの接続は変換コネクタのみでは誤動作が発生したため
   リレーBOXを制作し間に入れた。

   不具合の詳細は星空日記を参照ください


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